産業看護師・産業保健師の給料
そもそも、看護師は「病気の治療」にあたる職業であり、保健師は「病気の予防」が主な仕事にあになる、という立場の違いがあります。産業看護師の給料は、正職員として雇用された場合で400万円〜600万円というケースが多いです。産業保健師の場合は500万円〜600万円のことが多いです。また、産業看護師に比べて非正規雇用の扱いとなっている産業保健師も多く、他の職種に比べれば時給は高めですが、時給1,000円〜2.000円程度のところが多いです。
企業に勤める産業看護職の勤務形態は、非正規雇用が多いということにも、注意をしておきましょう。産業看護師・産業保健師のおよそ4分の1が派遣・委託・契約社員などとして、働いているという現状があります。
ボーナスについては、正社員として雇用されていれば、他の社員と同様になりますので、企業によってかなりの差が出ます。安定した業績を出していたり、前年の業績が良ければ、3〜4ヶ月分の月給が年2回支給されることもありますし、逆に業績が安定しない企業や、前年の業績が悪かった企業の場合は、ボーナスなしになる可能性もあります。契約社員や嘱託社員であれば、ボーナスが出るかどうか、出るとしたらどのくらいの額かということは、契約内容によります。派遣勤務の場合は、派遣元の会社によって違います。派遣元の会社が一般職種も扱う登録型派遣の会社であれば、基本的にボーナスは出ません。看護師専門の転職サイトであれば、派遣の場合でも直接雇用という形で働くことができるのでボーナスが支給されるケースがほとんどになります。
上記のどの場合でも、求人の情報に記載されていることがほとんどなので、応募する前に求人内容を良く見て、ボーナスがどのようになるかを確認すると良いでしょう。アルバイトやパートの場合、基本的にはボーナスは支給されませんが、企業によっては寸志という形で数万円程度支給されることもあります。しかし、アルバイトやパートの場合、求人の情報には寸志が支給されるかどうか記載されていません。寸志はあくまで、会社からの感謝の気持ちですので、貰えたらラッキー程度に思っておいた方が良いでしょう。
